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御施餓鬼会について

 施餓鬼とは、「餓鬼」つまり、心に福徳がなく常に飢えや渇きに悩まされている(餓鬼道といいます)に陥り、たとえ飲食を得ても、それは火焔となり、食することができずに苦しむ者に食物を施すことです。
 また、自分に与えられた生命の尊さに感謝し、長生を願い、追善供養として三界(この世すべての世界)萬霊(すべての霊)の有縁無縁の精霊と、皆様の御先祖や先に亡くなった人々の諸精霊を供養することを意味しています。

 施餓鬼の由来は『仏説救抜焔口陀羅尼經(ぶっせつぐばつえんこうだらにきょう)』に、「施餓鬼棚に新鮮な飲食をお供えし、お坊さんに施餓鬼の法要を行ってもらうと、お坊さんの読んだお経の力ですべての餓鬼のに施され、餓鬼は救われ、施した人々も長寿を得ることができる。」と説かれております。

 今の我々をかえり見ますと、不平不満を持ち、何かにとらわれ、執着し、満足をしらない時があるのではないでしょうか。これが醜いかたちで、でてきますと、犯罪となったりします。この犯罪を起こす「とらわれ」「執着」の心が、この世界での「餓鬼」といえましょう。また、我々が生きるとき米・野菜・魚・肉・などを食べて生きていますが、これらも生命を持ち、その上に我々が生きています。これらの命を尊び、「とらわれ」「執着」の心から離れることが「布施」の心です。餓鬼に対して施す心、祖先への御供養と、この世の中のすべての生きる者に供養をおこない、感謝し、「布施」をおこなうのが施餓鬼会であります。

合掌