妙法寺について
鬼子母尊神堂

その昔、鬼子母神はインドで訶梨帝母(カリティモ)と呼ばれ、王舎城(オウシャジョウ)の夜叉神の娘で、嫁して多くの子供を産みました。しかしその性質は暴虐この上なく、近隣の幼児をとって食べるので、人々から恐れ憎まれました。お釈迦様は、その過ちから帝母を救うことを考えられ、その末の子を隠してしまわれました。その時の帝母の嘆き悲しむさまは限りなく、お釈迦様は「千人のうちの一子を失うもかくの如し。いわんや人の一子を食う時、その父母の嘆きやいかん」と戒めました。そこで帝母は初めて今までの過ちを悟り、お釈迦様に帰依し、その後安産、子育ての神となることを誓い、人々に尊崇されるようになったとされています。
当山では、毎月28日、鬼子母神堂に於いて子供の成長安全、学力向上成就等、参拝者とともにご祈願しております。